シエスタを貪る

戯言垂れ流し放題

実家でしか犬を飼った事のない人間がシベリアンハスキーを飼う話⑶

最初の頃は何も分かってなかったサンも、次第に人間の生活スタイルに慣れていった。

それは人間も同じで、段々サンの存在に慣れて来た。

 

トイレが落ち着いてくるとハウスの中でもトイレをしなくなった。お留守番1時間、2時間、3時間と伸びていったし、夜寝る前のトイレタイムも自分から『しません』とトイレの前に座り込み…(笑)

そして朝まではハウスで大人しく寝る。

朝は5時半とかから鳴いてたけど、それも落ち着いて来た。

ただ、朝はトイレの処理と散歩のダブル作業は大変だったので

トイレ係→ママ

お散歩係→パパ

に分けて分散。その後トイレは散歩中にするようになったので、トイレ係は無くなった。

その頃私はまた体調を崩してしまって、真冬の間は夫が朝の寒い中散歩に行ってくれた。私は在宅勤務後に夕方の散歩をする感じ。

 

サンはいつの間にかぐんぐん大きくなって、気づけば2歳の娘と高さが変わらなくなってきた。不思議と娘はちびっ子サンより、大きいサンの方が平気らしく(飛びつかれないから?)、わしゃわしゃと撫でて『サンちゃぁあああああん』と可愛がるようになっていた。

そうこうしてるうちに一生無理なんじゃないかと思われたサンの室内フリーが一応完了した。

サンは娘にちょっかい出さなくなって来たし(パパママにどちゃくそ怒られるので)、娘はサンの扱いが上手くなった。ある程度フリーで過ごせばハウスに入ってからも鳴く事は無くなった。

たまに室内で交通事故は起きるけど…(笑)

 

一人と一匹はたまに仲良く遊んでる。

それを見てると、本当良かったと思う。

寧ろ娘がくっつき過ぎてヒヤヒヤする事もあるくらい仲良しだ(サンがテンション上がってこっちしか見てないから)

 

現在のサンのスケジュールは

6:00 起床&散歩出発

7:00 帰宅(短めの散歩の時は庭で遊ぶ)

7:30 朝食

8:00 ハウスタイム(平日、娘保育園準備の為)

9:30 フリータイム(大抵散歩まで寝てます)

15:00 涼しい時期はこの時間に散歩

16:00 帰宅&のんびり

17:30 夜ご飯、その後フリータイム(真夏は涼しくなってから散歩→夜ご飯)

20:00 ハウスに入って就寝

 

犬は習慣を覚えると言うけども、それは本当でサンは20時前後になると眠たくてハウスしてって寝ぐずりをする。その時はハウスして目隠しの布を掛けてあげるとドスンと中で寝転んで完全に熟睡モードに入る。最初は娘をお風呂に入れるのでバタバタするからハウスしてもらってただけだったけど、サンはそのままその時間が寝る時間になった。

あとは朝まで静かに寝てる。たまにいびきかいてたり、グーグー寝息が聞こえてあの中にはおっさんがいるのでは…?と思うくらい(笑)

 

サンが来た当時の悩みは大体解消された。

娘がちょこまか動くようになってドッグランに皆で行くのが難しくなったけど、庭にフェンスを付けたので、ある程度は運動できるようにもなったし、そのおかげかサンも皆で庭で遊んで、その後はお家の中で満足そうに寝てる。

色んなことが成長して解決して行く。

 

犬を飼うという事は大変だ。

何が大変って、本気で子育てと変わらないところだ。言うなら子育てのショート期間バージョン。

大型犬だとより大変。なので、今小さいお子さんがいる方はよっぽどで無い限りおすすめしない…(笑)

意外とこれはこうすればいけるのでは…?という想像は想像でしかない。ケージの中で鳴き続ける子犬と目の前で泣き続ける子どもがいると、本気で精神おかしくなりそうになる事をお知らせしておく。

本当数年待てば良い。子どもが5歳くらいになったら、たぶんだいぶ違う(と信じたい)

何か癒しで飼いたいなら、ハムスターかうさぎくらいにしておいた方が良い。と思う。

仲良しキョウダイ

そんな私の追憶。

これでこのお話は終わりです。

今後も思いもやらないところで気になった&大変だった事を書いていけたらな、と思う。